Google Playの42万646のアプリを調査した結果、その約1.2%にあたる
5077のアプリが、他のアプリを無断で複製・改ざんしたハイジャックアプリ
であることが判明しました。
独自のモジュールによって勝手に追加される機能は、ユーザーの位置
追跡機能(11.68%)・端末情報取得機能(9.83%)・FacebookやTwitterへの
接続機能など、そのほとんどがユーザーに不利益を与えうるものばかり。
Bitdefenderの調査によると、無断で改ざんされたアプリのうちの
7.76%はハイジャッカーがユーザーのモバイル端末から電話をかけることができ、
また7.25%は通話履歴を盗み見できるとのこと。
中にはこの種のアクセスに対して許可を明示的に求めないアプリもあったということです。
さらに、ハイジャックアプリには、より積極的に広告を表示する機能が
組み込まれているものも多く、広告用のSDKは使用頻度の多い順に、
Airpush・Apperhand・InMobi・Leadbolt・JumptapであるとBitdefenderは公表しています。
◆Androidアプリの構造的問題
Androidアプリは、新機能を追加できるように逆アセンブルしやすい設計であるため、
アプリをリバースエンジニアリングし無断で複製することが比較的簡単です。
アプリを一から開発するのに多大な費用と時間が必要であることに比べると
アプリの複製・改ざんの方がはるかに楽なので、このようなハイジャック行為は
後を絶たないようです。
http://gigazine.net/news/20131119-hijack-app-in-go...
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